ブーメランの歴史 <ブーメランハンドブックからの抜粋> | ||||
オーストラリアの先住民「アボリジニ」は数千年前から狩猟および祭事の道具としてブーメランを使っていたと推定されています。同様にエジプト・中央ヨーロッパ・インド・アメリカなどでも今日のブーメランの原型といえるものが発見されています。 後に狩猟道具は弓矢や槍に代わってしまい、大陸の影響を受けることのなかったオーストラリアだけが最近までアボリジニの生活道具として伝承されてきたからと考えられています。 |
歴史の詳細は 「ブーメランハンドブック」 をご覧ください。 |
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「ブーメラン」の言葉の起源は? | ||||
近代に至ってアボリジニのブーメランに初めて遭遇したのが英国の探検家キャプテン・ジェームズ・クックです。1770年シドニー近くのポーター湾に上陸しアボリジニに出会った際、手にしていた「く」の字型の棒を見て「それは何か?」と尋ねたところ「ブーメラン」と答えたのが起源のようです。 |
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スポーツとしてのブーメランは、1965年頃ある雑誌で不思議な飛び方をすることが紹介されて以来、アメリカを中心に愛好者が増えました。 競技としては1969年にアメリカで1973年にはオーストラリアで競技会が開催されました。しかし、この頃は競技の種目も非常に限られていました。 その後、オランダ・ドイツ・フランスなどにも愛好者が増え、1988年にオーストラリア建国200年記念行事として、7ヵ国が参加した世界大会が開催されました。 現在では二年に一度世界大会が開催されています。日本では1994年に神奈川県平塚市で、2006年に北海道旭川市で世界大会が開催されました。また、日本国内では年数回の競技会が各地で開催されています。 |
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